アドビシステムズ株式会社は28日、PDFの作成・編集を自動化する「Adobe Document Server」の国内販売を開始したと発表した。対応サーバーは、Windows 2000 ServerとSolaris 8。
Adobe Document Serverは既存のシステムを活用し、カスタマイズされているPDF文書の作成を自動化するソフトウェアソリューション。オープンなアーキテクチャに基づいて構築しているため、既存のCRMや文書管理のシステム、OracleやSQLなどのDBなどと統合することができるという。
Adobe Document Serverを導入することにより、マニュアルやパンフレット、提案書といった定型文書の作成と編集を自動化できるほか、データベース内のデータからダイナミックに生成されたチャートやグラフを組み込んだ報告書を作成可能。
XMLコマンドでの制御ができる上に、JavaやPerl、COMおよびSOAP環境向けのAPIに対応しているため、既存のツールを利用してPDFを自動生成するためのスクリプトを開発することができる。
アドビでは、大量のドキュメントを作成している金融、製造、官公庁などを対象に、日本IBMや日本オラクルなどのソリューションパートナーを通じて11月下旬より出荷する予定。なお、価格はパートナーごとに異なるという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.adobe.co.jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200310/ 20031028documentserver.html
関連記事:米Adobe、企業向けのPDF自動作成ソフト「Adobe Document Server」を発表
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1022/adobe.htm
( 大津 心 )
2003/10/28 15:44
- ページの先頭へ-
|