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NTT東西、26GHz帯の無線を用いた光ファイバサービスを開始


 NTT東日本および西日本は、26GHz帯の無線周波数を利用したBフレッツの新メニューを開始すると発表した。NTT東日本は「Bフレッツ ワイヤレスアクセスタイプ」を12月1日から、NTT西日本は「Bフレッツ ワイヤレスタイプ」を11月下旬からそれぞれ開始する。

 どちらのサービスも26GHz帯を用いたFWA(Fixed Wireless Access)を利用し、集合住宅などでビル内の配管設備の問題によりBフレッツの導入が困難なユーザー向けに提供される。通信速度は下り最大46Mbps、上り最大32Mbpsをユーザーが共有、最大2セッションまでのPPPoE接続が利用できる点は東西とも同一だが、料金の詳細は東西で異なる。

 NTT東日本では、最大23Mbpsの帯域を8ユーザー以上で共有する「Bフレッツ FWAタイプ」を2002年9月2日より提供しており、12月1日からはこれを「Bフレッツ ワイヤレスアクセスタイプ」へ移行する。8契約以上のユーザーが必要な点は変更がないが、料金は現行の8,700円から値下げされる。一方、NTT西日本では新サービスとして「Bフレッツ ワイヤレスタイプ」を11月下旬より開始、申し込みを10月29日より受け付ける。

 料金はNTT東日本のワイヤレスアクセスタイプの場合、初期費用は工事費が20,000円(平日の場合)とNTT契約料が800円、月額費用は基本料金が3,500円、回線終端装置利用料が月額1,300円。従来から提供しているFWAタイプのユーザーは、12月1日以降ワイヤレスアクセスタイプへ自動的に移行される。なお、10月28日から12月31日までにワイヤレスアクセスタイプへ申し込んだユーザーは工事費用が半額になるキャンペーンも実施される。

 NTT西日本では、初期費用はNTT東と同額だが、月額料金については8契約以上が必要な「プラン1」、16契約以上を一括で申し込む「プラン2」の2種類が用意されている。プラン1の月額基本料金はNTT東のワイヤレスアクセスタイプと同額の3,500円で、プラン2は月額料金が3,000円。なお、どちらも回線終端装置利用料1,300円が必要になる。NTT西日本が実施中のキャンペーン「期間限定割引」「学生割引」「シニア割引」も適用できる。


サービスイメージ

関連情報

URL
  ニュースリリース(NTT東日本)
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0310/031028a.html
  ニュースリリース(NTT西日本)
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0310/031028a.html
  関連記事:NTT東日本、無線を利用して構内配管などに関わらずFTTHを提供するサービス(BroadBand Watch)
  http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/24/ntteast.htm


( 甲斐祐樹 )
2003/10/28 15:48

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