インフォシークと三菱総合研究所は、携帯電話向けコンテンツの利用動向に関する調査「第2回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」の結果をまとめたレポートを発表した。調査期間は9月26日~10月1日で、有効回答数は2,062人。回答者の男女比は、男性が50.2%で女性が49.8%。
今回の調査では、動画を添付したメールやテレビ電話など携帯電話における映像コミュニケーションの利用動向を中心に設問が用意された。それによれば、ユーザー全体で動画付きメールを利用しているのは9.4%で、テレビ電話は1.1%とかなり低い数値となった。しかしながら、NTTドコモのFOMAやauのCDMA2000 1xそれぞれに対応した機種を利用しているユーザーに限定してみると、動画付きメールの利用経験者は27.2%、テレビ電話は5.4%となった。
また利用シーンについては、「自宅で友人・知人に」という回答が19.8%と最も多く、次いで「自宅で恋人に」「店・レストランで友人・知人に」がそれぞれ14.4%となった。
一方、携帯電話での映像コミュニケーションを利用したことがないと回答したユーザーのうち、80.4%が動画付きメールを、70.8%がテレビ電話を将来利用したいとしており、潜在的なニーズの高さが如実に表われている。
これら利用経験のないユーザーにとっては、どの点が障害になっているか、動画メールに絞った設問では、画質やパケット通信料の高さ、撮影時間の短さなどが不満として挙げられている。また、今後映像コミュニケーションを利用するきっかけになり得る点としては、通信料金の値下げや画質向上が挙げられたほか、対応機種への変更が高い数値を示しており、両社では「機種変更をいかに促進するかが利用拡大の鍵」と分析している。
関連情報
■URL
第2回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査
http://research.infoseek.co.jp/survey/resource_22.phtml
( 関口 聖 )
2003/10/28 17:48
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