マイクロソフト株式会社は28日、Windowsの次期バージョン「Longhorn」に提供される.NET Frameworkベースのプログラミングモデル「WinFX」および、次期SQL Server「Yukon」の技術情報が米国で公開されたのに合わせて、これらのプラットフォームを対象としたアプリケーション開発支援ツールに関する施策を11月1日より開始すると発表した。
次期プラットフォームの技術情報は、米Microsoftが米国で開催しているイベント「Microsoft Professional Developers Conference(PDC) 2003」で明らかにされたもの。同社では、Windowsの次期バージョン「開発コード名:Longhorn」を2006年にリリースすべく現在開発中だという。
「Longhorn」に提供する.NET Frameworkベースのプログラミングモデル「WinFX」や次期SQL Server「開発コード名:Yukon」も開発中。さらに、これらのアプリケーションに対応する開発ツールとして、次期Visual Studio .Net「開発コード名:Whidbey」も開発されている。マイクロソフトはこれらの技術情報が公開されたのに合わせて、次期Visual Studio .Net「Whidbey」の早期評価版の提供やアップグレードキャンペーンなど、開発者を支援する5つの施策を実施する。
早期評価版の提供は、MSDN会員に対して「Whidbey」の早期評価版(英語版)を提供するというもの。2003年12月中旬より提供を開始し、配布数は3,000枚を予定。また、Visual Studio 6.0ファミリー製品ユーザーに対しては、「Visual Studio .NET Professional 2003」へのアップグレード版を39,800円(推定小売価格)で販売するほか、MSDNサブスクリプションの更新を行なった会員に対しては、最大3万円のキャッシュバックを実施する。
なお、マイクロソフトでは、PDC 2003の内容を日本国内の開発者へ伝えるイベント「Microsoft .NET Developers Conference 2003」を東京台場にて12月9日に開催する。イベント参加者には、「Whidbey」早期評価版(英語版)を配布する予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1745
詳細情報
http://www.microsoft.com/japan/presspass/addcont.aspx?addid=505
( 大津 心 )
2003/10/28 18:04
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