「サイバーセックスやきわどいチャットを行なったりする行為は、パートナーとの関係においてポルノよりも大きな驚異になり得る」との研究結果を、オーストラリアの西シドニー大学の研究者Monica Therese Whitty氏が発表した。
発表によると、ネット浮気は裏切りの程度において肉体的、精神的な浮気やポルノと実質的に変わりがないとの結果を得たという。Whitty氏は「これは興味深い発見だ。ポルノの場合は視覚的に裸を見ることができるのに対して、インターネットを介した接触では物理的な接触は一切ないからだ」と指摘した。Whitty氏は、サイバーセックスやきわどいチャットはパートナー関係を維持する上において、実際にはポルノよりも危険だと言う。ポルノ女優と実際に会うことはできなくても、インターネットの向こう側の相手とは会う確率が高いと推測できるからだ。そのため、Whitty氏は物理的な接触がないことはインターネット上の行動や相互作用が「非現実的」であることにはならないと結論づけている。
Whitty氏の論文「Pushing the Wrong Muttons: Men and Women's Attitudes Toward Online and Offline Infidelity」はCyberpsychology and Behavier論文誌2003年12月号に掲載される予定で、現在同誌のページで無償公開されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.liebertpub.com/press/prdetail.asp?id=282
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/10/29 12:13
- ページの先頭へ-
|