総務省は、「5GHz帯の無線アクセスシステムの技術的条件」について情報通信審議会に諮問した。2004年10月までに答申される予定だ。
今回の諮問は、2003年7月の世界無線通信会議(WRC-2003)において、無線アクセスシステム用に5GHz(5,150~5,350MHz、5,470~5,725MHz)帯を分配する決定を受けてのもの。該当する周波数帯での無線LANを含む無線アクセスシステムの制度化などを図るため、無線設備の技術的条件などについて審議する。
総務省によれば、「諮問では、WRC-2003で分配された5GHzを、現状で利用しているレーダーなどと共用できる技術についての審議がメイン。周波数の効率利用を目指した再編成は今後だ」という。なお、総務省では諮問に先駆けて、周波数割り当ての再編成に関する方針を公表している。
関連情報
■URL
報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/031029_3.html
関連記事:総務省、無線周波数の割り当てを抜本的に見直す方針を公表
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/10/10/741.html
関連記事:世界無線通信会議、5GHz帯に全世界共通の無線LAN周波数を分配
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0707/itu.htm
( 鷹木 創 )
2003/10/29 18:43
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