調査会社の米IDCは、スパムメールの増加やインスタントメッセンジャーの普及によって、メールがコミュニケーションや共同作業の中心から外れていくという予測を発表した。2003年には、5億人以上のビジネスユーザーがメールを利用しているが、2006年には世界中で2,000億通のスパムメールが送信されると予測している。
IDCの調査によれば、2003年の北米におけるスパムメールの割合は、1日あたり32%。2002年の24%から増加傾向にあることがわかる。また、インスタントメッセンジャーの即時性やプレゼンス情報といった機能が、職場において徐々に認知され始めてきた。インスタントメッセンジャーは、トラッキングやメッセージの保存などができるようになったことで、メールに近い使われ方をされ始めている。
IDCのMark Levitt副社長は、「メールが共同作業の中心の地位を維持するためには、メールの提案者がエンドユーザーのメール管理を手助けしてよりよい仕事ができるようにする必要があり、他の共同作業ツールとメールを統合していかなくてはならない」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.idc.com/getdoc.jhtml;jsessionid=PECZVSCYKBQG4CTFA4FSFEYKMUDYUIWD?containerId=pr2003_10_28_090005
( 岡田大助 )
2003/11/04 13:02
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