ソニーは5日、同社の運営する法人向けブロードバンドサービス「bit-drive」において、非接触ICカード「FeliCa」を利用したセキュアアクセスサービス「CRYP」を12月8日から提供すると発表した。ユーザー情報を保存したFeliCaをPCに接続したICカードリーダにかざすことで認証が完了し、外出先や自宅から社内のネットワークにアクセスできる。
CRYPでは、社外のクライアントPCと社内ネットワーク間をIPsecで暗号化してVPNを構築できるとともに、社内の無線LAN環境ではIEEE802.1xによる接続認証も可能。これらの機能を統合したWindows XP/2000用のクライアントソフトも提供する。アクセス権限設定などのユーザー管理は、Webブラウザベースのツールから行なえる。サービス料金は、初期費用が30,000円、月額費用が9,000円/10ライセンス。認証サーバーをbit-driveのデータセンター側に設置するASP方式で提供することで、ユーザー企業の運用コストを軽減しているという。
なお、このほかにCRYPカード(20,000円/10枚)、ソニーの非接触ICカードリーダ/ライタ「PaSoRi」、社内側のVPNゲートウェイとなるソニーのネットワークサーバー「DigitalGate」(月額30,000円)が必要となる。PaSoRiはbit-driveで2,980円で販売しているが、CRYP申込者にこれを無料提供するキャンペーンも実施する。
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bit-driveが提供するCRYPカードでは、ビットワレットの電子マネー「Edy」にも標準対応する
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専用クライアントソフトには、システム管理者からのメッセージを表示可能
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200311/03-049/
サービス紹介
http://www.bit-drive.ne.jp/cryp/index.html
関連記事:NTTコム、ICカードを認証に用いた「セーフティーパス」を企業向けに展開
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0402/safety.htm
( 永沢 茂 )
2003/11/05 16:39
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