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「PeerGarden」の試作機。正面には液晶パネルやダイヤルを装備している
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組込機器の設計開発を行なうアットマークテクノは、P2P型インターネットラジオ「PeerGarden」を開発した。発売日は未定だが、価格は2万~3万円になる見込み。
PeerGardenは、PeerCast.orgの開発したオーディオストリーミングツール「PeerCast」を使用し、P2P方式でインターネットラジオを受信できる端末だ。音声コーデックに「Ogg Vorbis」を採用し、ビットレートは16~128kbps、サンプリング周波数は最大48kHz。PeerCastで配信されるネットラジオを聞くことができる。
ネットワークインターフェイスには、Ethernetポートを1つ搭載。CFカードスロットも搭載しており、CFカード型無線LAN(IEEE 802.11b)端末も利用できる。試作機の大きさは182×118×68mm(幅×奥行き×高さ)。
アットマークテクノでは、「ネットラジオの配信は、これまでサーバー/クライアント型だったため、受信者数の増加によってサーバーへの負荷が増大していた。負荷を分散できるP2Pを採用することで、サーバーの負荷を軽減できる。また、サーバーの性能やバックボーンの帯域に依存せずにコンテンツの配信が可能だ」としている。
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クライアント/サーバー型配信システムと、P2P型配信システムのイメージ
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■URL
ニュースリリース
http://www.atmark-techno.com/news/news_031106pressrelease.html
アットマークテクノ
http://www.atmark-techno.com/
( 鷹木 創 )
2003/11/07 15:29
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