マーケティング調査会社の米BIGresearchが最近行なった調査で、MP3プレーヤーのユーザーは口コミ情報を非常に重要視する傾向にあることがわかった。
調査結果によると、MP3ユーザーの78%が携帯電話を持っており、83%が定期的にインスタントメッセンジャーを使用していた。さらに、93%が「何かを購入する前に定期的にあるいは時々、他の人にアドバイスを求める」と回答すると同時に、97%が「定期的にあるいは時々、他の人にアドバイスを行なう」と回答した。
BIGresearchの調査担当副社長であるJoe Pilotta氏は調査結果について、「MP3ユーザーの消費者は常に情報を共有している。マーケティング担当者にとって、彼らは非常に望ましいオーディエンスになるだろう。なぜなら、あるメッセージが一度このグループに到達すると、彼らはそれをすべての人に伝え、口コミが広まるからだ」と説明した。
これを裏付けるかのように、MP3ユーザーの80%が「購入決定をする際に口コミ情報が重要または非常に重要である」と考えていた。一方、93%が「テレビを見ている時、コマーシャルが表示されるたびにチャンネルを変える」としており、マスマーケティングの効果が薄いことも判明した。
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■URL
BIGresearch(英文)
http://www.bigresearch.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/11/12 14:44
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