NECは12日、企業内ネットワーク上のPCに対してセキュリティパッチを一括適用できるリモート管理ソフト「PatchMeister」を28日に発売すると発表した。対応OSはWindows Server 2003/XP/2000。価格はメディアキットが5,000円で、クライアントライセンスが50,000円(10クライアントの場合)から。
PatchMeisterでは、同ソフトをインストールした管理用PCにセキュリティパッチを登録することで、ネットワーク上のクライアントPCやサーバーにマルチキャストまたはユニキャストでパッチを配布、一斉適用できる。クライアントPC側に特別なソフトは不要で、PCごとのパッチ適用状況も一覧表示可能だ。パッチを適用する曜日や時間帯を指定できるとともに、適用対象となるPCの電源オン・オフ機能も搭載(WakeOnLan対応PCのみ)。PCの電源が入っていないような夜間に自動的にPCを起動し、パッチを一斉に適用した後に電源を落とすといった管理も可能になる。
PatchMeisterは、同社が販売中のリモート管理ソフト「SystemGlobe DeploymentManager」から一部の機能を切り出したソフト。DeploymentManagerでは、OSやアプリケーションのインストール、BIOSのアップデート、サービスパックやパッチの適用、システム環境のリストアなどが行なえるが、PatchMeisterはセキュリティパッチの適用に特化したことで安価に設定されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0311/1201.html
製品紹介
http://www.ace.comp.nec.co.jp/DPM/
( 永沢 茂 )
2003/11/12 20:16
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