バンダイとマイクロソフトは、アニメコンテンツ配信サービスのグローバル展開に関する提携および配信システムの技術協力を行なうと発表した。11月下旬からは韓国で「機動戦士ガンダム」などアニメ作品の配信サービスを開始する。
今回の発表は、バンダイチャンネルが運営するアニメコンテンツ配信サービスのグローバル展開に向けて、マイクロソフトの著作権保護技術「Windows Media Digital Rights Management 9」シリーズを利用した映像配信プラットフォームを共同で企画・構築するというもの。システムの構築および運営はバンダイチャンネルとNTTデータが共同で運営する。
グローバル展開の第1弾として、11月下旬より韓国でアニメコンテンツ配信サービスを開始。配信作品は、「機動戦士ガンダム劇場版」3部作、テレビアニメ「機動戦士Zガンダム」全50話、「ダーティペア」全26話、「聖戦士ダンバイン」全49話、「.hack//SIGN」全26話で、毎月2タイトルが追加される予定。テレビアニメは300kbpsと700kbps、劇場版は1.5Mbps、2Mbpsで配信される。
また、日本国内でもWindows Media 9シリーズに対応したアニメ配信サービスを開始する予定。配信プロバイダーがサーバーを「Windows Server 2003」へアップグレードすることで、Windows Media 9シリーズ対応のコンテンツ配信が可能になるという。
バンダイチャンネルでは、Windows Media 9シリーズの著作権管理技術を導入することで、コンテンツの販売数や許諾を一元管理が可能になるほか、動画コンテンツの多言語化が低コストで展開できるとしている。今後は韓国での現地検証を踏まえたのち、2004年にはアジア、欧州、北米で順次事業を展開していく予定だという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1763
関連記事:バンダイチャンネル、韓国で「機動戦士ガンダム」シリーズを配信[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/2343.html
( 甲斐祐樹 )
2003/11/13 13:03
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