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米Microsoft、パッチ配布が可能な管理ツール「SMS 2003」を正式発表


 米Microsoftは11日、システム管理ツールの新版「Systems Management Server(SMS) 2003」を正式リリースした。

 SMS 2003は、クライアントPCに対してセキュリティ修正プログラムの配信などが可能なシステム管理ツール。クライアントPCのアプリケーションの導入状況などを的確に把握することが可能なほか、セキュリティ修正プログラムやアプリケーションなどをサーバー側からプッシュ形式で配信・インストールすることが可能。

 また、エンタープライズ利用での安全性確保として、脆弱性評価レポートと統合化パッチ展開機能が導入された。これにより、セキュリティ修正プログラム適用状況の常時監視や更新が可能となるという。

 SMS 2003は、分散システムの運用を簡易・自動化する目的で同社が掲げている長期管理ソフトウェア戦略「Dynamic Systems Initiative(DSI)」の主要構成要素となっている。価格は、10デバイスクライアントアクセスライセンスが付属して1,219ドル。また、120日間有効な評価版が同社Webサイト上で公開されている。

 Microsoftによると、SMS 2003はベータテストや早期導入において、既に25万クライアントを管理しており、ソフトウェア配布やレポート作成機能が改善されたという報告を受けているという。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2003/nov03/11-11SMSLaunch2003PR.asp
  Systems Management Server 2003
  http://www.microsoft.com/japan/smserver/

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( 大津 心 )
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