米Amazon.comは13日、米Bordersとの間で結んでいるEコマースアウトソーシングに関する契約を複数年にわたって延長することを発表した。
今回契約を延長したのは、Borders.comが独自の書籍販売サイト運営を停止した2001年8月に、Amazon.comと開始した共同ブランドサイト「Borders teamed with Amazon.com」などに関わるもの。契約では、Amazon.comはBordersに対して、Eコマースサービスや、コンテンツ、商品、カスタマーサービスを提供し、Bordersとの共同ブランドによるサイトを運営。売上管理はAmazon.comが行ない、Bordersは売上の中から決められた割合の収益を得ることになっている。
この契約は2002年4月に新たに「Waldenbooks teamed with Amazon.com」という共同ブランドサイトを立ち上げることで延長合意し、その後全米各地のBorders店舗にて荷物を受け取れるようにするサービスなどが開始され大きな成功を収めた。
共同ブランドサイトの成功についてAmazon.comの副社長Mark Stabingas氏は、「これらのサイトを通して2003年9月までの12カ月に記録された売上は、Bordersが2001年1月までの12カ月に記録したよりも50%も増加した」と説明している。
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■URL
ニュースリリース(英文、Amazon.com)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=97664&p=IROL-NewsText&t=Regular&id=469816&
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/11/17 11:58
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