著作物流通サービスのCLMIは、雑誌記事をPDF化して自社サイトで公開できる「掲載記事Web流通支援サービス」の提供を企業向けに開始した。当初アスキーや日経BP社、インプレスなどIT系出版社9社54誌の記事が対象。利用料は、1件につきシステム使用料8万円に加え、記事掲載料などが必要になる。
掲載記事Web流通支援サービスは、対象となる記事をPDFに変換し、自社のサイトなどで公開できるサービス。PDFにはJavaScriptが埋め込まれ、ファイルを閲覧するたびにCLMIのサーバーにアクセスする仕組み。Adobe Readerやブラウザからの印刷、ダウンロード、テキストの抜き出しなどを防ぐ設定もできる。また、設定次第では、サーチエンジンの検索結果から直接PDFファイルにアクセスできないようにすることも可能だ。なお、Adobe Readerのバージョンは6.0を推奨している。
CLMIでは、「提供するサービスなどが掲載された記事を自社サイトで公開したいとする企業のニーズと、記事の著作権保護を両立した」という。
対象となる出版社は、アイ・エム・プレス、IDG ジャパン、アスキー、インプレス、コンピュータ・エージ社、翔泳社、日経BP社、毎日コミュニケーションズ、メディアセレクト。ユーザーは、自社サイトで公開したい雑誌記事をCLMIに申し出て、CLMIが各社と料金などの交渉を行なう。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.clmi.co.jp/pr/031117.pdf
CLMI
http://www.clmi.co.jp/
( 鷹木 創 )
2003/11/18 13:06
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