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大日本印刷など、ICタグによって登下校情報をメールで配信するサービス


 大日本印刷とドコモ・システムズは18日、ICタグを利用して保護者にメール配信するサービス「KIDS SAFETY PASS」を2004年3月から開始すると発表した。

 KIDS SAFETY PASSは、生徒にカードタイプやバッグにぶらさげるストラップ形状の非接触型ICタグを配布し、塾や学校の出入り口に設置したICタグ読み取り専用リーダーによってデータを収集するというもの。

 収集したデータは中央サーバーに転送され、サーバーにあらかじめ登録してある保護者の携帯電話やPCのメールアドレス宛てに、「太郎君が15時30分に到着しました」、「太郎君は20時15分に塾を出ました」といった内容のメールが送信される。また、塾からの連絡メール配信に利用することも可能だ。

 KIDS SAFETY PASSを利用することにより、保護者は子供の登下校状況の把握が容易になるほか、塾・学校側も出席管理や保護者との連絡などの合理化が可能。利用時には、塾側はリーダー2万円/台、コントロールボックス10万円/台が必要。保護者は、ICタグ発行料やDB登録料として初期費用3,000円と、月額300円が必要。

 大日本印刷は、「ICタグは塾や保護者の意向次第で、さまざまな形状に変更可能だ。塾の名前入りストラップにICタグを埋め込むなどもできる。既に1社が導入予定で、今後も拡大していきたい」と語った。


関連情報

URL
  大日本印刷
  http://www.dnp.co.jp/index_j.html
  ドコモ・システムズ
  http://www.docomo-sys.co.jp/


( 大津 心 )
2003/11/18 19:08

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