|
マイクロソフトの報告サイト。問題を解決できる修正プログラムはまだ提供されていない
|
マイクロソフトは、Internet Explorer(IE)用のセキュリティ修正プログラム「MS03-048(Q824145)」または「Q827667」を適用すると、IEのスクロールバーに不具合が発生すると発表した。現在、この問題を修正するプログラムはリリースされていない。
この問題は、11月12日に公開されたIE用の累積的修正プログラム「Q824145」または、この累積的修正プログラムに含まれる単体のパッチ「Q827667」をインストールすると発生するというもの。
発生する不具合は、IEのスクロールバーの空白部分をクリックすると本来1ページ分スクロールされるところが、2ページ分スクロールされてしまう現象と、表示画面の一部分を選択しスクロールすると選択範囲が解除されてしまう現象の2点だ。対象となるバージョンは、IE 5.01 SP2から6.0 SP1まで。
Q827667は、「Q822925かQ828750をインストールすると、相対URLを使用したスクリプトでHTTP404エラーが発生する」という不具合を修正するための修正プログラム。したがって、不具合を修正するためのプログラムで、さらに新たな不具合が発生したことになる。
マイクロソフトでは、「Page Up」「Page Down」キーや、「↑」「↓」キーなどのキーボード上の操作で代用すると、この不具合を回避できると紹介しているほか、この問題を認識しており、今後対策するとしている。
関連情報
■URL
不具合報告ページ
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;832270
■関連記事
・ IEの累積パッチが公開、IEを利用していなくても影響を受ける(2003/11/12)
( 大津 心 )
2003/11/19 16:04
- ページの先頭へ-
|