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ネットエイジ、プラグインなしでリッチコンテンツ閲覧可能なソフト


 ネットエイジは19日、デジタルブックが開発したWebサーバー&オーサリングツール「Action Browser Server 2004」を販売開始すると発表した。

 Action Browser Server 2004は、既存の印刷素材やDTPデータを基に、動画などを組み込んだリッチコンテンツを制作できるオーサリングツール機能を持った配信サーバーソフト。既存のWebサイトやDTPデータに、クリックだけで映像や音楽コンテンツを埋め込むことが可能。また、クライアント側はプラグインなしで閲覧できる点が特徴だ。両社では、Web雑誌やWebカタログなどでの利用を見込む。

 具体的には、HTMLやDTPなどのデータをサーバー上にアップロードしたのち、映像や音楽を張りこみたい位置をクリックするだけで、Flash形式の動画を掲載できるほか、Javaアプレットを利用した3D映像を埋め込みことも可能だという。完成後のコンテンツは、あとから検索機能やアクセス数統計機能を追加することもできる。サーバー側の対応OSは、Windows 2000 Server SP4。

 作成されたコンテンツはDHTMLやJavaスクリプト、Javaアプレットで作られているため、Webブラウザだけで閲覧可能となっている。特別なプラグインをインストールする必要がないため、軽快に動くという。また、通常の本のような横見開き表示で、クリックするだけで拡大やページめくりなどができる点も特徴だ。対応ブラウザは、現時点ではInternet Explorer 5.5以上とNetscape 7.0以上となっており、来年にはSafariにも対応する。対応OSは、Windows XP/2000/Me/98SE/98とMacOS 10.2以降/9.0以降。

 Action Browser Server 2004には、オーサリング機能や制作管理機能、マーケティング機能、検索機能を備えた「Action Browser Server 2004」と、マーケティング機能、検索機能が省かれた「Action Browser Server 2004 BASIC」の2種類が用意されており、価格はAction Browser Server 2004 BASICが150万円、年間サポート料30万円。Action Browser Server 2004が350万円、年間サポート料60万円。

 デジタルブックの京保雄一氏は、「最近の紙媒体やWeb媒体は、基となるデジタルデータが存在しているため、これらのデータをAction Browser Server 2004を利用して変換することで、より情報量に富んだリッチコンテンツにすることができる。WebカタログやWeb雑誌などの分野において展開していきたい」と語った。


ネットエイジ社長の西川潔氏 開発元デジタルブック社長の京保雄一氏

Action Browser Server 2004で制作したコンテンツをWebブラウザで閲覧した例。左クリックでページ送り、右クリックで拡大できる 拡大した例

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.5digistar.co.jp/news_html/pre_20031119.htm


( 大津 心 )
2003/11/19 17:35

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