NECは20日、農産物や青果物などのトレーサビリティシステムを構築するASPサービス「トレーサビリティシステム支援サービス」を同日より開始したと発表した。生産、加工、流通などの各段階において、原材料の出所や製造元、販売先などの履歴データを保管し、インターネット経由で消費者に公開できる。
同日より、熊本県果実農業協同組合連合会(JA熊本果実連)がこのサービスを利用して温州みかんの栽培情報の提供を開始した。12月からはデコポンなどの農産物の情報も開示していく予定だ。NECによれば、履歴データはNECのデータセンタで管理されるため、システムの構築が短期間で容易に行なえるとともに、投資コストも抑えられるとしている。ストリーミングによる動画映像の提供も可能だ。利用料金は月額2,000円からとなっている。
NECでは今後、携帯電話から情報を入手できるサービスや、無線ICタグ(RFID)を活用したサービスなども提供する。RFIDについては2004年3月まで対応する予定だという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0311/2002.html
JA熊本果実連
http://www1.neweb.ne.jp/wa/3kj/
( 永沢 茂 )
2003/11/20 19:03
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