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Googleの買収提案を断った「Friendster」の人気が急上昇


 米国のコミュニティサイト「Friendster」の人気が急上昇していることが、Nielsen//NetRatingsの最新調査で明らかになった。種類が似ている“出会い系サイト”で首位の「Yahoo! Personals」や「Match」と比較しても、利用時間が圧倒的に多い点が注目される。

 Friendsterは、最近流行の“ソーシャルネットワーキングサイト”である。Friendsterにユーザー登録して自分のプロフィールとともに数人の友人を紹介すると、その友人の友人を順にたどっていくことによって新たな出会いを見つけられるというのが売りだ。その意味では一緒の出会い系サイトだが、男女の関係に特化しているわけではなく、ビジネスや社交的な関係を構築するためにもしばしば利用されるところが若干異なっている。

 Nielsen//NetRatingsの調査によると、Friendsterのユニークオーディエンスは、調査開始時の6月に53万人だったものが10月には92万人と急増。1人あたりの滞在時間も1時間51分に達した。Friendsterと競合する部分を持つ出会い系サイトで首位のYahoo! Personalsは、ユニークオーディエンス数でこそ492万人とFriendsterを圧倒しているが、1人あたりの滞在時間は35分だった。また、出会い系サイト2位のMatchも滞在時間は55分に止まっている。Friendsterは人気のある出会い系サイトに比べて1時間も滞在時間が多い計算になり、それだけ魅力的と言えるかもしれない。

 Friendsterはまだベータテスト中のサービスだが、最近になってGoogleがFriendsterに買収提案を申し出たものの断られたとの報道がなされ、これまで以上に注目を集めている。なお、この報道に関してはGoogleもFriendsterもコメントしていない。


関連情報

URL
  Friendster(英文)
  http://www.friendster.com/
  Nielsen//NetRatingsの調査結果(英文、PDF)
  http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_031126_us.pdf


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/11/27 13:12

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