キヤノンシステムソリューションズは27日、Webサーバーの脆弱性を保護するソフト「NGSecureWeb for Linux」を2004年1月上旬より販売開始すると発表した。価格は35万円。
NGSecureWeb for Linuxは、ファイアウォールとIDSの技術を統合したWebサーバー専用アプリケーションファイアウォールで、Webサーバーに対するIPS(侵入検知防御システム)として動作する。LinuxのApacheサーバー上で動作し、クライアントからWebサーバーへ送られるすべてのHTTP/HTTPSリクエストをフィルタリングし、Webサーバーが攻撃されていないか検査する。対応OSは、Intel x86アーキテクチャの32bit CPUで動作するLinux OS。
NGSecureWeb for Linuxでは、従来のパターンマッチング方式を用いたIDSと異なり、過去に発生したさまざまな攻撃パターンに基づき、抽象化したルールを複数組み合わせる独自技術で解析を行なう。このため、未知の攻撃や自己変異する「ポリモーフィック・シェルコード」からもWebサーバーを保護することができるという。具体的には、「ディレクトリ・トラバーサル攻撃」や「シェルコードに対する攻撃」「バッファオーバーフロー」などに対応する。
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■URL
ニュースリリース
http://canon-sol.jp/press/a311_ng.html
( 大津 心 )
2003/11/27 21:35
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