日本旅行業協会(JATA)とXMLコンソーシアムは、旅行業界の電子商取引を促進するための標準規格「TravelXML 1.0」を勧告として発表した。9月に公開した勧告案にパブリックプレビューで得た意見を反映させたという。
TravelXML 1.0は、各旅行会社で個別に定義されているEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)の仕様を標準化したもの。国内外の宿泊施設と旅行業者などをネットを通じてリアルタイムで結び付け、サービスとスピードの向上やコストダウンを図る。
標準化の第1フェイズは、1.「海外ホテル/ツアーオペレータへの手配データ提供仕様」、2.「国内旅館・ホテルの在庫照会・予約とに付随する手配データ提供仕様」、3.「パッケージツアーの在庫照会、予約と付随する通知類仕様」の3つをテーマとして掲げる。今回発表された勧告では、1および2に関する内容を公開した。また、公開した勧告に3の内容を追加した勧告案も公開している。
JATAとXMLコンソーシアムでは、標準化の第2フェイズとして「旅行会社/国内宿泊施設の決済データの標準仕様」「パッケージツアーの商品内容データの標準仕様」など5種類の仕様について標準化を行なっていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF、XMLコンソーシアム)
http://www.xmlconsortium.org/release/pdf/20031128_TravelXML.pdf
日本旅行業協会
http://www.jata-net.or.jp/
( 鷹木 創 )
2003/11/28 17:05
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