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gooリサーチ、ビジネスにおけるeラーニング利用に関する調査結果 |
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NTT-Xと三菱総合研究所が共同運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」は28日、「第3回ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査」の結果を発表した。調査期間は11月7日から10日の期間で実施され、有効回答者数は5,688名。 今回の調査では、「gooリサーチモニター」に登録しているビジネスモニターを対象に、ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査を中心に設問が用意された。それによれば、eラーニングの受講経験があるモニターは20.3％で、第1回調査（2001年9月実施）の9.5％、第2回調査（2002年12月実施）の17.5％と比較して、着実に増加していることがわかる。 eラーニングの利用形態としては、会社の研修で「無料サービスを利用（53.9％）」、次いで「有料サービスを利用（18.1％）」と回答するモニターが多かった。また、受講分野は「IT」が56.1％と他の分野と比べて高い割合となっている。さらに、「本社が主体」となってeラーニングの導入に取り組んでいると回答したモニターは全体の83.3％を占めた。 利用実態の設問では、学習日は「平日中心」と回答するモニターが38.8％と最も多く、受講場所は「職場で」が56.2％、受講時間帯は「午後6時から午後10時」が29.6％でトップになっている。さらに、平均学習時間は「30分以上1時間未満」が39.3％と最も多く、「30分未満」が36.1％で続くことから、業務終了後に短時間に取り組みたいという学習ニーズがあることが伺える。 また、モニターが利用する回線環境に関しては、ADSL回線が前回調査の22.3％から28.8％へ、光ファイバ回線が2.8％から5.0％へと増加。このことからgooリサーチは、ブロードバンド環境が着実に整備されつつあり、eラーニングの利用に際して支障がなくなってきていると指摘している。 一方、eラーニングの受講のデメリットについては、「1人でパソコンなどに向かうため緊張感が保てない（44.5％）」「質問に対するサポートが不十分（23.7％）」の回答が上位を占めた。その上で、モチベーション維持のために「資格取得との連動（37.9％）」や「所属企業からの強制力（33.1％）」と答えるモニターが多く、gooリサーチでは企業におけるeラーニング活用にはチュータ、サポート機能の活用のみならず、具体的な目標設定やルール策定などが重要になると分析している。 なお、本調査の回答者属性は、年齢別では20代が19.7％、30代が40.7％、40代が30.2％、50歳以上が9.4％。勤務先業種別では、製造が23.6％、通信・ITが20.5％、商業・卸・小売が11.1％などで、従業員数は10人以下が21.2％、10～100人未満が21.0％、100～1,000人未満が26.0％、1,000～5,000人未満が15.6％、5,000人以上が16.2％となっている。
関連情報 ■URL ニュースリリース http://research.goo.ne.jp/Result/0311cl07/01.html ■関連記事 ・ インフォシークリサーチ、家庭内でのeラーニングの利用に関した調査（2003/11/12） ・ ナローバンドから光ファイバへ移行する人が半数を占める～gooリサーチ（2003/11/07）
（ 村松健至 ）
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