欧州を代表するインターネット企業Wanadoo、Freeserve、WEB.DE、Liberoの4社は1日、この4社が欧州で運営する6つの代表的なインターネットポータルサイトに表示するインターネット広告事業で提携したと発表した。
これらのポータルサイトはイギリス、フランス、スペイン、ドイツ、オランダ、イタリアにあり、ポータルサイトのユニークユーザー数は3,000万人、1カ月あたりのページビューは20億ページに達する。これまで欧州全体に向けてインターネット広告を出稿するためにはこうした複数の企業と交渉する必要があったが、6つのポータルサイトが提携することにより、1つの窓口で複数の国や言語に向けた広告出稿をサポートし、コンサルティングなどを行なうことができるとしている。
Wanadooは、仏France Telecomの子会社でポータルサイト事業を展開しており、イギリスとフランスではインターネットメディアサービスプロバイダー首位、スペインでは2位、そしてオランダにもポータルサイトを持つ。Freeserveはイギリスで最も大きなISPポータルサイトであり、最も有名な定額制ISPでもある。Freeserveはこのユーザー層を活かし、ISPユーザー向けのポータルサイトを運用している。WEB.DEはドイツのインターネットメディア企業でポータルサイト「WEB.DE」を運用している。このサイトは、ドイツのインターネットユーザーの40%が利用しているとされる。LiberoはイタリアのISP首位で同時にポータルサイトを運営している。Liberoには750万人のユニークビジターが存在し、イタリア語のインターネットオーディエンスの46%が訪れているという。
関連情報
■URL
インターネット広告事業
http://press.aboutfreeserve.com/
ニュースリリース
http://en.www.wanadoo.com/Presse/Communiques/0/co_9930.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/02 11:52
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