米連邦通信委員会(FCC)は1日、IP電話を米国で正式な電話の形式として認めるべきかどうかの会合を開いた。会議には、政府関係者のほか、通信業界の代表が出席した。
会議では、午前中は各界代表のプレゼンテーションが開かれ、IP電話(VoIP)の技術や課題などが紹介された。午後には、政府の政策が紹介され、今後IP電話をどのように認め、活用していくかについても議論された。特に規制のあり方が論点であったようだ。これは、固定電話という規制と、インターネットという無規制の狭間にあるIP電話の性格が浮き彫りになったといえる。
また、固定電話との共存も必要だ。固定電話はコストがかかるが、救急や警察などの緊急用途では、無料ないしはそれに近いサービスが達成されている。しかし、IP電話を無秩序に放置すると、このようなことも維持できなくなる可能性が指摘されている。
IP電話の問題は今後の緊急の課題とも言えるため、同種の会合が頻繁に開かれることになりそうだ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://hraunfoss.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DOC-241750A1.pdf
FCC
http://www.fcc.gov/voip/
( Gana Hiyoshi )
2003/12/03 13:25
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