米DoubleClickは4日、恒例となった「Q3 Email Trend Report」を発表し、デリバリーレートとクリックスルーレートが増加したと発表した。
調査結果によると、迷惑メールの増加などの悪条件が重なったにもかかわらず、合法的なマーケティング業者によるメールのデリバリーレートは堅調だったという。2003年第3四半期には、送信されたメールから受信不能で返送されてきたメールを差し引いたデリバリーレートは88.2%で、前年同期比で1.7%向上した。
また、ネット広告のクリックスルーレートは9.2%となっており、前年同期の8.5%に比べ微増。そのほか、2003年の部門別クリックスルーレートで前年から増加が見られたのは、コンシューマ向け製品とサービス部門(11.2%)、小売業と通販部門(8.8%)、旅行業(8.5%)、企業向け出版業(8.0%)の各部門。いずれもわずかな伸びながら増加傾向が見られた。これに対し、ビジネス向け製品とサービス部門のクリックスルーレートは7.8%で横ばい、コンシューマ向け出版業は前年よりわずかに減少して9.3%となった。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.doubleclick.com/us/about_doubleclick/press_releases/default.asp?p=400
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/05 12:09
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