NTT東日本とNTT西日本は8日、2002年度の接続会計をもとに算定した2003年度に適用する専用線などの接続料金について総務大臣に認可申請を行なった。認可を受けた場合、2003年4月1日にさかのぼって新しい接続料を適用する。
今回申請した接続料の改定は、専用線や公衆電話、中継光ファイバなどの接続料。2002年度の接続会計をもとに、利用状況やコスト負担などに応じて接続料を改定するという。NTT東日本では、専用線の一般専用、デジタルアクセス、ATM専用の接続料についてそれぞれ約3~8%の値下げを申請。中継光ファイバでは約17%、DSL接続では約3~6%の値下げを申請した。ただし、コスト負担の高まった専用線の高速デジタル伝送や、公衆電話およびデジタル公衆電話発信機能の接続料においては、約3~12%の値上がりを申請している。
一方NTT西日本では、専用線の一般専用、デジタルアクセス、高速デジタル伝送、ATM専用について約6~20%の値下げを申請。中継光ファイバでは約19%、DSL接続では約6%の値下げを申請した。なお、NTT西日本でも、公衆電話およびデジタル公衆電話発信機能の接続料について、約6~12%の値上がりを申請している。
NTT東西によれば、改定後の新料金が適用されれば、500kbpsのメガデータネッツを利用している場合、従来の接続料金月額32,400円が、NTT東日本で24,545円、NTT西日本で27,775円に改定される。また、改訂後の影響額はNTT東日本で総額90億円、NTT西日本で総額150億円の負担になるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0312/031208.html
ニュースリリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0312/031208.html
( 鷹木 創 )
2003/12/08 18:55
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