米国標準技術研究所(NIST)は、DVD協会および光学記録技術協会と共同でDVDの互換性テストを行ない、記録可能なDVDメディアとDVDドライブの間の互換性は「たった」85%に過ぎないことを明らかにした。単純に考えて、10種類のメディアのうち少なくとも1つのメディアが読めないということになる。
DVDには、よく知られているように種々の記録方式がある。今回のテストでは、動作しない現象に止まらず、フリーズしたり映像や音声が飛ぶ現象などが散見されたという。NISTによれば、すべてのメディアを読めるドライブは存在せず、すべてのドライブに適合するメディアも存在しないという。ただし、最近開発されたドライブは、初期の頃のドライブよりは格段に性能がよくなっていることは認められているようだ。
今回のテストは、予備的テストと言うことでDVD-ROMドライブのうち14モデルを選択。メディアは、50種類あまりのブランドから記録可能なタイプを選択した。NISTでは今後、第2期テストとして本格的に対象を広げる予定で、そのテストでも今回開発したテスト用のプログラムを使用するという。テスト結果は、製造業者に公開する予定だ。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.nist.gov/public_affairs/techbeat/tb2003_1204.htm#tests
( Gana Hiyoshi )
2003/12/09 13:03
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