Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

安田東大教授ら、セキュアなネット環境を目指す協議会設立


 ネットワーク側でセキュリティを確保し、安全なコミュニケーション目指す「安心・安全インターネット推進協議会」が設立した。発起人は安田浩東京大学教授のほか、インターネットイニシアティブ(IIJ)、NTT コミュニケーションズ(NTT Com)など9社。総務省もオブザーバーとして参加する。

 安心・安全インターネット推進協議会では、端末側でセキュリティ対策を行なう現状のネット環境に対して、サーバー・ネットワーク側でセキュリティを管理し、ビジネスや日常生活で安全に利用できるネット環境に整備するのがねらいだ。会長には安田東大教授が就任し、下部組織に技術部会とビジネス部会が設立された。総会員数は86。財団法人テレコム先端技術研究支援センターが事務局となっている。

 今後は、現在のインターネットの課題や問題点を洗い出し、使い勝手やコストを考慮した「安心・安全インターネットのあるべき姿」を検討。その後、技術要件やビジネスモデルを研究していくという。

 なお当面は、「インターネット犯罪の多くが“インターネットの匿名性”を悪用しているため、『認証機能を備えたネットワーク』に関して先行して検討を実施する」としている。


関連情報

URL
  「安心・安全インターネット推進協議会」参加のご案内
  http://www.scat.or.jp/stnf/stnf.htm
  テレコム先端技術研究支援センター
  http://www.scat.or.jp/


( 鷹木 創 )
2003/12/09 15:57

- ページの先頭へ-

Internet Watch ホームページ
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.