NTT東日本および西日本は、DSL回線のスペクトル管理に関する接続約款の変更について、総務大臣へ認可申請を行なった。
この認可申請は、情報通信技術委員会(TTC)のDSLスペクトル管理標準(JJ-100.01)第2版改定に伴い行なわれたもの。スペクトル管理標準第2版では伝送システムの分類が見直されており、スペクトル適合性を確認する伝送システムの、干渉許容限界に係る保護判定基準によって再分類が行なわれた。
今回の変更認可申請では、ケーブル内収容や線路長制限の必要がなく、TTCによって第1グループとして定められていた伝送システムのうち、保護判定基準があるものが「クラスA」、ないものが「クラスB」と分類された。また、ケーブル内の収容や線路長の制限が設けられる第2グループでは、保護判定基準があるものが「クラスA'」、ないものが「クラスC」とされた。
NTT東西では合わせて未確認方式の伝送システムに係る規定の削除するとともに、今後未確認方式での接続を行なわない旨も合わせて規定した。NTT東西では9月に行なった接続約款の見直し以降、未確認方式での接続を新たに行なわない運用を行なっており、これを明文化したものだという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0312/031209.html
関連記事:情報通信技術委員会、DSLスペクトル管理標準を第2版に改定[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/3408.html
関連記事:NTT東西、DSL回線のスペクトル管理に関する接続約款変更を認可申請
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0716/dsl.htm
( 甲斐祐樹 )
2003/12/09 17:27
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