Interactive Advertiseing Bureau(IAB)とPricewaterhouseCoopers(PwC)は9日、米国の2003年第3四半期のインターネット広告市場売上が17億4,500万ドルに達し、インターネット広告市場売上の最高記録を記録した2001年第3四半期の17億7,300万ドル近くにまで回復しつつあることを発表した。これはIABがスポンサーとなった「Internet Ad Revenue Report」の中で発表されたもので、実際の調査はPwCが担当した。
2003年第3四半期の数字は前年同期の14億5100万ドルに比べて20%の増加にあたり、2003年第2四半期に比べても5%の増加に当たるという。
なお、今回発表された第3四半期ネット広告売上の数字は、ネット広告販売企業上位15社の第3四半期のデータを調査集計した数字を元に、業界全体の数字と符合するよう推定を加えた暫定的なもの。実際の数字は2004年初頭に、2003年第4四半期の実績と合わせて発表される予定だ。
今回調査を担当したPwCニューメディアグループのパートナーでチェアーでもあるTom Hyland氏は「四半期ごとに5%成長を続ける状況は、インターネット広告の基盤が確固たるビジネスモデルの上に築き上げられていることを実証している」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.iab.net/news/pr_2003_12_09.asp
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/10 12:25
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