日本電気株式会社(NEC)と株式会社シマンテックは10日、企業向けセキュリティソリューション分野で提携し、同日よりNECがシマンテックの企業向けセキュリティ製品を販売することと、両社の製品を活用したセキュリティソリューションの共同開発などを行なうことを発表した。
今回の提携によりNECが新たに販売を開始するシマンテックの製品は、脆弱性検査システム「Symantec Vulnerability Assessment」、ホスト型侵入検知システム「Symantec Host IDS」、ネットワーク型侵入検知システム「Symantec ManHunt」、擬装サーバ型侵入検知システム「Symantec Decoy Server」、ウイルススキャンエンジン「Symantec AntiVirus Scan Engine」の5製品。これにより、従来から販売しているセキュリティポリシー監査ソフト「Symantec Enterprise Security Manager」などと合わせて、NECはシマンテックの企業向けセキュリティ製品全製品の販売を行なうことになる。
また、NECとシマンテックのセキュリティ製品やセキュリティシステムの構築ノウハウを組み合わせて、ウイルス感染やインターネットを介した不正侵入などを防止するセキュリティソリューションを共同で開発することも発表された。第1弾としては、パソコンのパッチ適用状況の管理とファイアウォールを組み合わせた「クライアントファイアウォールソリューション」と、外出先からの社内ネットワークへのアクセスを、最新のパッチやウイルス定義ファイルを適用しているパソコンに限定する「モバイルPCセキュリティ対策ソリューション」を提供する。
このほか、販売・マーケティング活動については、シマンテックの要員がNECに常駐し、提案対象企業に関する情報共有などを両社共同で推進するほか、技術問い合わせの対応や障害発生時の調査・対応情報の提供などのサポート提供を両社共同で行なう。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year03/031210.html
NEC
http://www.nec.co.jp/
シマンテック
http://www.symantec.co.jp/
( 三柳英樹 )
2003/12/10 19:27
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