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ソニーが運営する科学ミュージアムが13日にリニューアルオープン


 ソニーは13日、東京都港区台場にある科学ミュージアム「ソニー・エクスプローラサイエンス」をリニューアルオープンする。100坪のフロア拡張を行なうとともに、最新デジタル技術などを利用した16の新展示を追加した。入場料は大人(16歳以上)500円、子供(3歳から15歳まで)300円。営業時間は午前11時から午後7時までとなっている。

 ソニー・エクスプローラサイエンスでは、「明日を担う子供たちに科学技術に興味を持ってもらい、好奇心を育む」(ソニーの大木充上席常務)ことを目的とし、実際に体験して楽しみながら学べるような展示を行なっている。2002年7月のオープン以来、約12万人の来場者があったという。

 リニューアルでは、「サイエンスワンダー・ゾーン」と「デジタルドリーム・ゾーン」という2つのゾーンを設置。サイエンスワンダー・ゾーンは科学の原理や原則を体験するゾーンで、従来の100倍にあたる170万個の星を再現できるプラネタリウムなど8件の新規展示を含む17展示を楽しめる。デジタルドリーム・ゾーンは、ソニーグループ内で研究・開発しているデジタル技術を体験するゾーン。光や音、人の手の動きなどに反応する直径20cmほどの球体型ロボット(ソニーでは“ヒーリングクリーチャー”と呼んでいる)「Q.(キュー)」とのコミュニケーションを楽しめるコーナーなど、こちらも8つの新規展示を含む17展示が用意されている。


青く光っている楕円形の部分に温度センサーがあり、手をかざすと、後をよろよろと付いてくる 3体のQ.が音楽に合わせてダンスする様子。曲調によって、動きや発行色が変化するという

 11日に行なわれた報道関係者向けの内覧会には、ソニーの出井伸之代表取締役会長兼グループCEO、ソニー・エクスプローラサイエンスからほど近い日本科学未来館の館長を務める毛利衛氏らが登場。「“科学は難しい”と言ってしまうのではなく、科学技術に自然に触れられるようにするのがソニーの使命。科学を科学らしくなくわかってもらえるとありがたい」(出井会長)、「最終的な感動は本物を知っていないと感じることはできない。プラネタリウムで理解したら、ぜひ本物にも触れて欲しい」(毛利氏)などとコメントした。


出井伸之会長(右)と毛利衛氏(左) 内覧会には、ソニーの“親善大使”であるロボット「QRIO」もお祝いに駆けつけた

関連情報

URL
  ソニー・エクスプローラサイエンス
  http://www.sonyexplorascience.com/
  関連記事:ソニー、「メディアージュ」を大幅リニューアルオープン
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0701/sonystyle.htm


( 永沢 茂 )
2003/12/11 20:52

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