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「ITスキル標準」を活用する「ITSSユーザー協会」が発足


 NECソフトやシスコシステムズ、日本オラクル、富士通、松下電器産業などは15日、「ITスキル標準(ITSS)」を最大限に活用し、高度なIT人材育成の基盤構築を目指す「ITSSユーザー協会」を発足した。2004年4月の法人化を目指す。

 ITスキル標準とは、経済産業省が策定した各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確・体系化した指標。ITSSユーザー協会では、活動を通じた成果を積極的に事業展開し、参画企業の拡充を目指す。また、包括的・普遍的な指標であるITSSを、より具体的でシンプルなスキル項目として表現し、事業タイプごとのスキルマップ定義の参照モデル(テンプレート)の作成とその一般公開を目指す。

 さらに、企業や個人のITSSレベルを監査する、第三者による評価手法(アセスメント・メソッド)を開発、実証、展開する。評価手法の一部はSSI-ITSSツールにも実装し、さらにそれら方法論とツールを使って評価を行なう評価者「アセッサー」の育成も視野に入れている。

 そのほか、人材育成のための研修事例を調査・分析し、研修によるITSSレベルおよびスキル向上の効果までのライフサイクルの評価や、スキル管理ツール「SSI-ITSS:Standard Skills Inventory for ITSS」の活用を行なう。


関連情報

URL
  ITSSユーザー協会
  http://www.itssug.org/

経産省の「ITスキル標準」に基づいた能力診断サービス(2003/08/27)
システム・テクノロジー・アイ、経産省ITスキル標準の診断モニター募集(2003/09/18)


( 岡田大助 )
2003/12/15 13:43

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