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JCBのFeliCa対応ICカード(下)と、対応端末SO504iC(中央)
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対応端末N504iC。こちらはカメラが搭載されている
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NTTドコモは、FeliCa機能搭載のiモード端末を利用したフィールド実験「iモードFeliCaプレビューサービス」を12月17日から2004年夏ごろまで実施する。コンビニエンスストア「am/pm」で利用できる電子マネーサービス「Edy」などが対応端末で利用できる。対応端末は「N504iC」「SO504iC」の2機種で、合計5,000台がドコモから提供される。
iモードFelicaプレビューサービスの参加企業は27社で、17日にはJCBによる社内モニター向けサービスが開始。対応端末を利用して、社内食堂や自動販売機などの少額決済のポストペイ(オフラインクレジット)や、FeliCaの近接通信機能を活用した入退館管理システムなどを導入する。25日にはソニーファイナンスインターナショナルが、eLIO会員を対象にモニターを50名募集する。本サービス施行後は、広告やカタログなどに付記されたQRコードなどを読み取ることで、商品の購入や決済できる「Mobile-eLIO」の利用が可能だ。
セガでは、アミューズメント端末にFeliCa読み取り機能を搭載。200名程度のモニターを予定しており、都内のアミューズメントセンターで実験を行なうという。「小銭を気にせずゲームに集中できるのがメリットだ」とコメントした。日本コカコーラでは、FeliCa読み取り機能を搭載した「Cmode FeliCa」対応自動販売機にモデルを展示。iモードFeliCa対応端末をかざすだけで商品の購入が可能で、自動販売機を通じて代金のリチャージもできる。
さらに、全日本空輸(ANA)の「e-チェックイン」もiモードFeliCaに対応。2月からはANAの社員を対象に、対応端末でe-チェックインができる試験サービスを開始する。あわせてANAとビットワレットでは、2004年春を目処に購入金額200円につき1マイル貯まるプレビューサービスを開始するという。このほか、ぴあでは映画館や劇場のペーパーレス入場に対応端末を試験的に使用。ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)では、リアル店舗のポイントサービスを対応端末で一括管理できる「m-Point」の試験サービスを開始する。
電子マネー「Edy」を提供するビットワレットでは、「iモードFeliCaは、FeliCaプロトコルを利用するJR東日本のSuicaとも技術的には連携できる。また今後は、携帯電話のロック機能や指紋認証機能を利用して、セキュリティの確保も検討中だ」としている。
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JCBの入退館管理用ゲート
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セガのアミューズメント筐体。従来の端末にFeliCa読み取り機能を追加することもできる
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関連情報
■URL
ニュースリリース(ソニーファイナンスインターナショナル)
http://www1.sonyfinance.co.jp/press/elio/press031215.html
ニュースリリース(日本コカコーラ、PDF)
http://www.cocacola.co.jp/corporate/release/pdf/283.pdf
ニュースリリース(ANA)
http://www.ana.co.jp/pr/03-1012/03-153.html
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
関連記事:ソニーとドコモ、非接触IC搭載の携帯電話サービスで新会社設立
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/10/28/909.html
関連記事:ソニー、電子マネーに参入
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/1999/0308/sony.htm
( 鷹木 創 )
2003/12/15 18:27
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