米Groxisは15日、サーチエンジンの検索結果を綺麗な画像にして視覚的に表示できるソフトの新バージョン「Grokker2」を発表した。
Groxisは、検索結果を視覚的に分類して検索効率を向上させるソフトを開発している企業で、2002年10月に製品を発表して以来内外の注目を集めていた。前バージョンでは利用できるサーチエンジンが限られていたが、新バージョンでは性能が大幅に向上している。
Grokker2はYahoo!、MSN、AltaVista、FAST、WiseNut、Teomaの6つのサーチエンジンに対応しており、一種のメタサーチエンジンのように検索を行なった後、すべての検索結果を分類して視覚的に表示する。この絵の中でマウスを動かしていくだけで自分が求めていた情報に近づけるため、検索効率を大幅に向上させることができる。
さらにGrokker2では、さまざまなデータベースやコンテンツにもこの手法を適用させるため、プラグインという形で機能を拡張できるようにしている。例えば、すでにAmazon.comに対応するプラグインを同胞しており、Amazonのデータベースにある書籍を検索する際にもこの視覚的な表示方法を利用できる。Groxisでは、さらにいくつかのプラグインを数カ月以内に発表したいとしている。
Grokker2は30日間の無料試用が可能で、49ドルでダウンロード購入できる。利用環境はWindows XP/2000、Pentium III 400MHz以上、128MBのメモリ(256MB以上を推奨)、100MB以上のハードディスク容量(Java2がすでにインストールされている場合には20MB)となっている。ただし、残念ながら現時点で日本語は使用できないようだ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.groxis.com/service/grok/g_co_pr14.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/16 12:43
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