総務省は15日、2003年3月に公表した「アジア・ブロードバンド計画」に基づき、日本とシンガポール間で国際IT共同実験を16日から開始すると発表した。これにともない、実験に参加するコンテンツホルダーやコンテンツプロバイダ、各種アプリケーション実験の参加者を募集する。実験期間は2004年3月までを予定。参加者の応募締切は、2004年1月31日まで。
実験では、日本とシンガポールの間に20MbpsのIPv4/IPv6回線を敷設、BtoBtoCのデジタルコンテンツの電子商取引の実用化実験を実施する。実験の課題は、パートナーの発見、異なる商習慣の間での契約締結、相手事業者による不正利用の防止、相手事業者の配信実績の確認などの実験プラットフォーム上での解決を目指す。
この実験は、2002年11月に発効した「日本・シンガポール新時代経済連携協定(JSEPA)のICT分野における協力に基づく具体的な両国間の共同プロジェクト」として実施される。また、平成15年度予算施策「国際情報通信ハブ形成のための高度IT共同実験」の一環として、シンガポール政府の情報通信開発庁(IDA)と協力して推進される。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/031215_2.html
関連記事:総務省、「アジア・ブロードバンド計画」を策定
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0331/asia.htm
( 岡田大助 )
2003/12/16 13:18
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