AOL子会社の米Nullsoftは16日、MP3などのメディアファイル再生ソフト「Winamp 5.0」を同社サイト上で発表し、無料のStandardバージョンのダウンロード配布を開始した。有料で配布されるProバージョンもあるが、こちらはまだ公開されていない。対応するOSはWindows Server 2003/XP/2000/98SEとなっている。
Winampは、MP3の最盛期に人気が沸騰したMP3プレーヤーソフトだったが、野心的な試みを持って開発されたWinamp 3があまりにも性能が悪かったために、Nullsoftはより軽量で動作も速いWinamp 2.xシリーズに戻さなければならなかったという経緯がある。
Winamp 5.0は、以前のWinamp 2とWinamp 3を「合わせた」という意味を持たせたバージョン番号となっており、より高速なプレーヤーとなることを目指している。特に有料バージョンのWinamp Pro 5.0はCDから取り込んだ音楽をMP3エンコードする機能に加えて、48倍速CDライティング機能を備えているという。この有料バージョンは14.95ドルでダウンロード販売される予定だ。
なお、Winampは英語版ソフトであるが、これまでのバージョンでは日本語化パッチを配布するサイトもあり、新バージョンでも日本語メニューで利用できるようになる可能性がある。
関連情報
■URL
WINAMP.COM(英文)
http://www.winamp.com/
関連記事:AOL、NullSoftとSpinner.comを買収、音楽配信に進出
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/1999/0602/nuspi.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/17 12:50
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