イスラエルのCheck Point Software Technologiesと米Zone Labsは15日、Check PointがZone Labsを総額2億500万ドルで買収することで合意したと発表した。Zone Labsは、有料ファイアウォールソフト「ZoneAlarm Pro」や無料ファイアウォールソフト「ZoneAlarm」の開発元として日本のユーザーにもよく知られている企業。
Check Pointは性能の高いファイアウォールソフトやVPNなどの企業向けセキュリティソリューションで知られているが、Zone Labsを買収することによって、エンドユーザーが使用する末端のセキュリティ製品にも進出できるようになる。互いの技術と顧客層を合わせることでより強力な企業となることを目標としているほか、Check Pointでは、Zone Labsの従業員200人を取得できるメリットも買収理由として挙げている。
発表によると、Check PointはZone Labsに対して1億1,300万ドルの現金と9,200万ドルの株式を支払い、同時にZone Labsの従業員が保有するストックオプションをCheck Pointの株式290万株に転換する。買収については両社の役員会によってすでに承認されており、今後、株主と規制当局の承認を経てから2004年第1四半期に買収を完了する予定だ。買収完了後は、Zone LabsはCheck Pointの一部門として存続することになる。
関連情報
■URL
Zone Labsのニュースリリース(英文)
http://www.zonelabs.com/store/content/company/aboutUs/pressroom/pressReleases/2003/pr_50.jsp
Check Point Software Technologiesのニュースリリース(英文)
http://www.checkpoint.com/zonelabs/index.html
関連記事:ファイアウォールは「マルチ・レイヤのセキュリティと事後対策」が要に
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0513/check.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/17 13:35
- ページの先頭へ-
|