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Blasterが猛威を振るったが1位はKlez〜トレンドマイクロ年間ランキング


 トレンドマイクロは17日、2003年の年間ウイルスランキングを発表した。2003年のウイルス被害報告の総件数は45,238件で、2002年の52,172件を下回った。

 ランキングは、2003年1月1日から12月15日までの間にトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられた問い合わせをもとに順位付けしたもの。総報告件数は45,238件で、前年の52,172件を約7,000件下回った。報告件数が減少した要因として、同社は2003年に登場したウイルスが「比較的短期間に感染が収束するものが多かった」ことを挙げている。

 年間ランキング1位はKlezで3,949件、2位はNachiで3,140件、3位がRedrofで2,634件、4位がBlasterで2,352件だった。ここでいうNachiは、トレンドマイクロが当初Blasterの亜種「Blaster.D」として発表したもので、他ベンダや総務省では「Welchia」と呼んでいる。

 年間ランキング1位はKlezだったが、同時期に感染を広げたBlasterとNachiを合わせると5,492件となり、Klezを大きく上回った。また、1位から8位までがWindowsの脆弱性を利用しているウイルスとなり、脆弱性を利用したウイルスが蔓延したことがわかる結果だった。

 トレンドマイクロのウイルス解析者は、2003年のウイルスの傾向として「ネットワーク型ウイルスの蔓延」や「ハッキング手法を応用したウイルス」「マスメーリング型ウイルスの変化」などを挙げた。また、今後の傾向としては、2003年に引き続きWindowsの脆弱性を利用したウイルスが流行する危険性や、視覚的にユーザーを欺いたり、英語ではなく日本語で件名や本文を表記してクリックを促すメールなど「言語によってメールの言語を変化させるウイルス」の登場を警告した。


関連情報

URL
  トレンドマイクロ年間ランキング
  http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2003/mvr2003-12.htm

感染報告数が前月比で2割以上減少〜トレンドマイクロ11月度レポート(2003/12/02)
感染報告数が前月比の2倍以上に〜トレンドマイクロ10月度レポート(2003/11/06)
Blasterは減少傾向、次はSWENに注意〜トレンドマイクロ9月度レポート(2003/10/03)


( 大津 心 )
2003/12/17 16:09

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