米Googleが書籍検索サービス「Google Print」のベータテストを開始

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米Googleが書籍検索サービス「Google Print」のベータテストを開始

　米Googleが検索結果に市販されている出版物の内容を表示するサービス「Google Print」のベータテストを始めていることが明らかになった。

　Google Printとは、Googleで検索を行なう際に関連のある書籍を紹介し、広告を通して書店に誘導するもので、Googleの検索結果表示に「BOOK-BETA」という印が表示されるため見分けることができる。このリンクをクリックすると、Google PrintのWebサイト上に置かれている「出版社が提供した書籍の要約」が表示される仕組み。このページの中にはAmazon.com、Barnesandnoble.comなど大手書籍販売サイトへのGoogle AdSense広告が表示されており、この書籍を購入できる。

　出版社が用意したコンテンツをGoogleがホスティングして検索結果に表示する方法は現在実験段階であり、将来変更される可能性がある。また検索結果に表示されるGoogle AdSense広告のオンライン書店に対しても、実験であることから広告料金は請求されていないという。

　書籍内容の検索の分野では、Amazon.comが同社の販売している多くの書籍の内容を横断的に検索できるサービスを展開している。Google Printは書籍内容の要約を掲載するにとどめていることから、今のところAmazon.comのサービスと競合することはなくむしろ大きな利益となりそうだが、Googleと出版社の提携内容の変化によってはGoogleが書籍検索の分野にも進出する可能性を示唆しているかもしれない。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://print.google.com/print/faq.html

（青木大我 taiga@scientist.com ）
2003/12/18 12:46

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