独セキュリティベンダーのSys-Manage社は18日、バッファオーバーフローを探知して外部から侵入されることを防ぐソフト「BufferShield」を発表した。
バッファオーバーフローは、Blasterウイルスなど多くのコンピュータウイルスやハッカーなどによって、システムへの侵入手段として利用される。数あるセキュリティホールの大部分を占め、時に大きな被害をもたらしてきた。
BufferShieldは、バッファオーバーフローを利用してシステムに侵入しようとする試みを探知し、その試みをイベントログに残したうえで、関連するアプリケーションがサービスを停止する許可をプロンプトによって求める。こうすることによって知らない間にシステムが乗っ取られたり破壊されることを防ぐことができるという。
BufferShieldには、Internet Explorer、Outlook、Outlook Express、およびOperaだけを保護する無料版と、より高度な機能を持つ29ドルの有料版がある。有料版では、すべてのアプリケーションとサービスを保護するだけでなく、特定のアプリケーションだけを保護するように指定もできる。さらに保護する範囲から特定のメモリ領域を除外する設定も可能だ。
関連情報
■URL
製品情報(英文)
http://www.sys-manage.com/sites/I_BuffShld.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/12/19 11:50
- ページの先頭へ-
|