警察庁は、IP電話対応110番通報受理システムのモデルシステム仕様骨子をWebサイトにて公開。同システムについての意見募集を行なう。
IP電話対応110番通報受理システムは、警察庁がIP電話の普及に対応するために調査研究を行なっている、IP電話網での110番通報を可能とするシステム。警察庁では、同システム構築に際して、発信者のIPアドレス又はHUB情報やGPS情報などの位置情報から発信者の現在地を特定し適切な接続先に変換できること、回線状態を保持する仕組みにより保留・呼び返しが可能であること、発信者情報が送信されること、ネットワーク内で優先呼として取り扱われること、などを必要項目としている。
今回、これらの項目を前提とした模擬発信者となるIP電話端末、模擬ISP業者や模擬通信事業者となるSIPサーバー、模擬警察本部となるアクセスルータなどを利用した試験研究用モデルシステムの仕様骨子を公開した。また、公開にあたりより多くの意見を反映させることを目的として、12月19日から同モデルシステム仕様について意見募集を行なう。
意見提出はメール、またはFD/CD/MOの郵送で受け付ける。送付するファイルはテキスト形式、またはMicrosoft Office2000あるいは一太郎10で読み出し可能なフォーマットとしている。募集締め切りは、メールが2004年1月19日正午までで、郵送は同日必着となる。
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IP電話対応110番通報受理モデルシステム仕様骨子(案)
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関連情報
■URL
警察庁
http://www.npa.go.jp/
報道発表資料
http://www.npa.go.jp/chousa/jyouki1/bosyu.htm
( 大久保有規彦 )
2003/12/19 19:42
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