盗難されたノートPCを接続時のIPアドレスから追跡可能なサービス

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盗難されたノートPCを接続時のIPアドレスから追跡可能なサービス

　株式会社日本アドバンスは24日、ノートPCなどにインストールすることにより、万が一外出先などでノートPCを紛失した際でも、データの保護・消去や接続先IPアドレスから追跡が可能なソフト「nTracker 日本語版」を2004年1月に発売すると発表した。価格は、PC1台につき4,400円となる予定。対応OSは、Windows XP/2000/Me/98。

　nTrackerは、韓国のnTracker社が開発したソフトウェア。ノートPCなど、外出先等で紛失する恐れのあるPCにあらかじめインストールしておくことによって、万が一紛失した際にデータファイルの暗号化や、接続先IPアドレスのメール報告機能などが作動し、情報漏えい防止や追跡ができるという。

　具体的には、インストール時にユーザーが通常アクセスするIPアドレスを登録することによって、登録以外のIPアドレスに接続した際には、そのIPアドレスを定期的にメールで送信する。このメールで報告されたIPアドレスを警察等に提出することによって、従来より紛失したノートPCの追跡が容易になるとしている。

　また、あらかじめオフライン時には定期的にパスワードを要求する設定が可能。パスワードを解除できなければ、ファイルが暗号化されて読めないようにすることもできる。そのほか、ファイルの暗号化や消去の「トリガー」となる動作を複数設定しておくことにより、盗難時の情報漏えいを防ぐことができるという。

　日本アドバンスは、「このソフトウェアを導入することにより、万が一ノートPCを紛失した際にも、早期発見や情報漏えい保護に役立つ。昨今多発している情報漏えい事件にも有効だろう」と語った。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（PDF）
　 http://www.j-advance.co.jp/pdf/nttrack.pdf

（大津心）
2003/12/25 18:32

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