日立コミュニケーションテクノロジー(日立コム)は、中小企業向けにIPセントレックスサービスを2月1日から開始する。複数のIP電話事業者と提携して、従来のPBX機能と同様のサービスを提供するという。内線サービスの料金は、登録料が1,000円/台、月額利用料が300回線まで39万円で以降は1,300円/台となっている。なお、外線サービスは選択するIP電話事業者により異なる。
日立コムの提供するIPセントレックスサービスは、同社製VoIPサーバー「IP-Tower-SP」を利用し、通信事業者のIP網を経由して企業内のIP電話網と接続するというもの。IP-Tower-SPを各ユーザーごとに設置するため、セキュリティを確保した上で、電話転送・グルーピングなどの機能が利用できる。また、IP-Tower-SPの設置場所も、ユーザーの事業所や日立コムのセンターなどから選択可能になっている。
日立コムによれば、「これまで、電話機器を納入するメーカーにIP電話の相談をしても、通信事業者を通さなければ話にならなかった。今後はIP電話のコンサルティングをはじめ、各通信事業者をつなぐ窓口的な役割を担っていく」という。また、現時点では、フュージョンコミュニケーションズやNTTなどの大手をはじめ、複数のIP電話事業者を提携したとしている。
なお、外線サービスにフュージョンを利用する場合は、基本契約料が50,000円/契約、外線登録料が1,000円/台、CUG(Closed User Group)登録料が20,000円/契約、月額基本料が380円/番号、IPセントレックス利用料が1,000/番号、国内通話料が8円/3分、携帯電話への通話料が20円/1分となっている。
関連情報
■URL
日立コミュニケーションテクノロジー
http://www.hitachi-com.co.jp/
( 鷹木 創 )
2004/01/07 13:33
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