松下電器産業や東芝、米Cisco Systemsなど8社は、同軸ケーブルを利用したホームネットワークに関するアライアンス「Multimedia Over Coax Alliance(MoCA)」を米国時間の2004年1月5日に設立した。最大270Mbpsでの通信が可能な技術を採用し、2005年に対応製品が発表される予定だという。
MoCA設立に参画したのは、松下電器産業、東芝、Cisco Systems、Comcast、EchoStar、Entropic Communications、Motorola、RadioShack Corporationの8社。既存の同軸ケーブルを利用したブロードバンドネットワークの仕様を確立、対応製品の認証を行なうことを目的としている。
MoCAの技術を用いることで、家庭内のテレビやセットトップボックス、レコーダやPCなどを同軸ケーブルを利用して相互接続することが可能になる。また、家庭内における複数の無線アクセスポイントのバックボーンとしても利用できるという。
MoCAの基盤技術には、最大270Mbpsの通信速度、QoS(Quality of Service)機能、有線接続とパケット単位での暗号化の組み合わせによるセキュリティ機能が採用される。同軸ケーブルは既存のF型コネクタが利用可能で、新たな配線工事や工事の必要もなく利用できるという。
関連情報
■URL
松下電器産業
http://www.matsushita.co.jp/
東芝
http://www.toshiba.co.jp/
( 甲斐祐樹 )
2004/01/07 14:00
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