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メール本文に女性の顔写真を表示するウイルス「BackDoor-AWQ.b」


「BackDoor-AWQ.b」をダウンロードして実行するように促すメールの本文に表示される女性の顔写真イメージ
 日本ネットワークアソシエイツ(NAC)は7日、メールで感染を広げるウイルス「BackDoor-AWQ.b」を警告した。危険度は“低”と設定されている。

 BackDoor-AWQ.bは、メールで感染を広げるトロイの木馬型ウイルス。感染すると、PCの情報などが漏えいする可能性がある。スパムメールとして送られてくるHTML形式のメールから、BackDoor-AWQ.bのプログラムをダウンロードし、実行すると感染する仕組みとなっている。このメールは、本文に女性の顔写真を表示する点が特徴だ。

 このメールはHTMLフォーマットで構成されており、件名はランダムな文字列からなる。本文には女性の顔写真を表示するほか、BackDoor-AWQ.bのプログラムをダウンロードして実行するように促すメッセージが書かれているという。

 プログラムを実行すると、%SysDir%ディレクトリにウイルス自身を「GRAYPIGEON.EXE」というファイル名でインストールし、レジストリを改変する。これにより、攻撃者はリモートから感染したPCのシステム情報を取得することや、感染したPC上でFTPサーバーを作ることができるという。

 万が一、感染の疑いがある場合は、ウイルス対策ソフトのウイルス定義ファイルを最新版に更新し、検出・駆除すればよい。


関連情報

URL
  BackDoor-AWQ.b
  http://www.nai.com/japan/security/virB.asp?v=BackDoor-AWQ.b


( 大津 心 )
2004/01/08 14:39

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