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ソニー、PCの外部ストレージとして利用できる最大1GBのMD新規格を策定


MZ-NH1(左)、MZ-NH3D(右上)、MZ-EH1(右下)
 ソニーは、MDの新規格「Hi-MD」を策定した。現行のMDとの互換性を持つほか、Hi-MD規格専用のディスクを開発、最大45時間の録音が可能。また、テキストファイルや画像データなどを記録することもできる。Hi-MD対応機器は2004年6月より発売される。

 Hi-MD規格では、容量が177MBの現行規格MDを初期化することで記録方式を効率化し、305MBと約2倍の高密度化を実現、最大で13時間30分の録音が可能になる。また、容量が1GBのHi-MD専用MDも新たに開発され、こちらは最大45時間まで録音できる。

 音声圧縮技術は新たにATRAC3plusを採用、高音質化と長時間録音を実現したという。また、音源を圧縮せずに録音できるリニアPCM録音にも対応する。著作権保護技術にはOpenMGとMagicGateを採用する。

 Hi-MDではファイルシステムにFATを採用、音楽以外にも画像データやテキストファイルを記録できる。また、USBでパソコンと接続、外部ストレージとしても利用できる。

 Hi-MD対応機種は、MDウォークマン「MZ-NH1」「MZ-NH3D」「MZ-EH1」の3機種とデスクトップオーディオ「LAM-X1」の1機種とHi-MD対応の記録用ディスク「HMD1G」が2004年6月に発売される。いずれもオープンプライスで、店頭販売価格はMZ-NH1が45,000円、MZ-NH3Dが35,000円、MZ-EH1が30,000円、LAM-X1が60,000円程度、HMD1Gが700円程度となる見込み。

 MDウォークマン3機種のうち、最上位機種の「MZ-NH1」は、録音・再生とUSB接続に対応する。「MZ-NH3D」はPCとのUSB接続と再生に特化したモデルで、専用ソフトウェア「SonicStage Ver.2.0」を使ってパソコンの音楽データを転送できる。「MZ-EH1」は再生機能のみ搭載したHi-MD規格対応モデル。デスクトップオーディオ型のLAM-X1はMDスロットのほか、縦型のCDスロットを搭載する。


LAM-X1 HMD1G

関連情報

URL
  ニュースリリース(Hi-MD)
  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200401/04-001/
  ニュースリリース(Hi-MD対応機種)
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200401/04-0108/

オーディオ機器へ音楽を直接配信するサービス「エニーミュージック」(2003/10/21)


( 甲斐祐樹 )
2004/01/08 15:36

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