ベリサインは現在、同社の「グローバル・サーバID」を利用しているウェブサイトの管理者に対して、古い中間CA局証明書を利用している場合にはhttpsによる暗号化通信が拒否される可能性があることを通知し、中間CA局証明書の更新を促している。
グローバル・サーバIDは、ベリサインが提供する128bitSSL通信を可能にする電子証明書で、官公庁や大手企業などで多く採用されている。今回、問題となっているのは、通信の際に用いられる中間CA局証明書が、2002年12月18日より前に発行されたものでは有効期限が2004年1月7日までとなっている点にある。
これにより、サーバーの中間CA局証明書が古いままだと、ユーザーがhttpsでアクセスしようとすると「セキュリティ証明書は有効期限が切れたか、まだ有効になっていません」といった警告メッセージが表示され、Webにアクセスできないといった事態が起こる。また、Webブラウザ以外にも、SSL通信を利用してサーバーからアップデートを行なう形のアプリケーションでも、同様の問題が起こる可能性がある。
現在、ベリサインでは有効期限が2011年10月24日までの新しい中間CA局証明書を発行しており、早急にサーバーに新しい証明書をインストールするように呼びかけている。
関連情報
■URL
グローバル・サーバID用の中間CA局証明書(有効期限2004年1月7日版)について
http://www.verisign.co.jp/server/cus/rootcert/gsid_intermediate.html
( 三柳英樹 )
2004/01/09 14:38
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