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WebONE、Bフレッツ未開通エリア向けの広域光ネット構築サービス


 北海道江別市のISP「WebONE」は、NTTのダークファイバを利用した地域イントラネット構築サービスを北海道全域を対象に開始した。Bフレッツの未提供地域であっても、自治体や企業が光ファイバによる広域ネットワークを構築できるほか、住民向けブロードバンドサービス用のインフラとしても活用できる。

 このサービスでは、NTT収容局内に設置したスイッチと利用者の拠点間を100Mbpsまたは1Gbpsで接続し、エリア内に光ファイバによる専用線ネットワークを構築する。自治体などが自前で整備するよりも安価で構築・運用できるほか、プロトコルの柔軟性、セキュリティやコストの面で広域イーサネットサービスなどと比べてメリットがあるという。収容局間を中継用光ファイバで接続することで、複数の収容局エリアをまたいだネットワークも構築できる。

 初期費用は、収容局設備の工事費が1局100万円から、接続拠点側が1拠点80,000円(100Mbps)または320,000円(1Gbps)。ランニングコストが1拠点につき月額12,000円(100Mbps)または22,000円(1Gbps)となっている。なお、建物内の引き込み回線工事費や局間の中継回線費用は別途必要になる。例えば、2収容局エリアで10拠点を100Mbpsで結び、インターネットにも5Mbpsで接続する場合で、初期費用が300万円、月額費用が315,000円となる。

 WebONEでは、自治体が補助金で地域イントラネットを構築する際の安価な手段として同サービスを開始するが、住民向けにBフレッツ・ベーシック相当のFTTHサービスを展開したり、CATVのインフラとして柔軟に発展させることも可能だという。FTTHやCATVの普及が見込めないような周辺地域において、デジタルデバイドの解消に役立つとしている。


地域イントラネット構築サービスのネットワーク構成。レンタルサーバーやビデオサーバー構築、公衆無線LANスポットなどのメニューも別料金で用意している

関連情報

URL
  WebONE
  http://www.webone.ne.jp/
  関連記事:北海道江別市のWebONE、エリア限定で月額4,980円のFTTHサービス
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0605/webone.htm


( 永沢 茂 )
2004/01/09 16:43

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